がん予防に役立つ食品群について
米国では80年代に調査研究がひと段落すると、90年には、米国国立がん研究所(NCI)が「デザイナーズフーズ・プロジェクト」を開始、がん予防に役立つ食品群をデザイナーズフーズとしてまとめ、野菜の摂取を呼びかけました。主に野菜や果物などの約40種類を3群に分けてピラミッドの表にまとめています。
下記の食品群は、がんの予防に限らず、免疫力を高め、生活習慣病を防ぐ作用があります。この表は米国で作成されたため、海藻類に関する調査が不足していますが、現在では、これらに加えて多くの海藻類が食生活に取り入れられるようになっています。
<第1群>
【もっとも重要度の高いもの】
にんにく、キャベツ、甘草、大豆、ショウガ、セリ科(ニンジン、アシタバ)。
<第2群>
タマネギ、ターメリック、お茶、十字花科(ブロッコリー、カリフラワー)、ナス科(トマト、ナス、ホウレン草、柑橘類)。
<第3群>
ローズマリー、バジル、セージ、大麦、小麦ふすま、米糖カンタルーブ(メロン)、キウイ、ベリー類、キノコ類、海藻類。
なかでも、「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)と呼ばれる、野菜や果物の摂取を増やし、低脂肪・高植物繊維の食生活を普及することを目標に、野菜や果物を1日に5皿以上食べる運動が推進され、それらの習慣が米国民の間で少しずつ広がりました。
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